BEAUTY DICTIONARY

現代人のヘアケアに今必要なこと、新商品SUSTAIRを語る

SUSTAIRの３ステップケア。この発売を記念して、SUSTAIRの生みの親であり、弊社社長である三村浩章とシャンプーソムリエアカデミーを運営しながら、新たなヘアケアの世界を創造すべく精力的に商品開発やセミナー活動を行っている、株式会社アイザ代表 関川忍さんの対談が実現しました。

シャンプーソムリエとは？

シャンプーソムリエという、一般の方には聞き慣れない言葉。シャンプー選びの基準、効果的なアフターケアなどを知る専門職の必要性に気づいた関川さんがシャンプーソムリエアカデミーを設立し、シャンプーソムリエという専門家が生まれました。シャンプーソムリエとはどういった職業で、なぜ必要とされているのでしょうか。

シャンプーソムリエという、一般の方には聞き慣れない言葉。シャンプー選びの基準、効果的なアフターケアなどを知る専門職の必要性に気づいた関川さんがシャンプーソムリエアカデミーを設立し、シャンプーソムリエという専門家が生まれました。シャンプーソムリエとはどういった職業で、なぜ必要とされているのでしょうか。

関川 「ヘアケアって、いろんな種類や方法があるんですが、以前はその基準を持っている人がいなかったんです。ヘアサロンによってシャンプーの仕方、技術が全然違いますよね。その”基準”を作っていくのがシャンプーソムリエの役割。頭皮や髪の状態、ヘアーデザインに合わせて、その人に合わせたシャンプー剤はどういうものなのか、ということを分析して選んでいくことが僕たちの仕事です。もともと独学でシャンプーを作ったり研究していて、シャンプーの解析方法を全国の美容師さんに教えていたところ、色々な方々から”資格を取りたい”というお声を頂いて、資格制度を作りました。」

三村 「僕も昔からシャンプーの成分に興味があって、例えばパーマをかける時の薬剤の反応も製品や成分によって全然違ったりします。関川さんがシャンプーソムリエアカデミーを設立されたと聞いて、自分もずっと独学で一から勉強し直したいという思いがあり、お客様に提供するからにはきちんとした判断基準を自分で持っておきたいと思い、シャンプーソムリエの講義を受けました。その後に、お互いにシャンプーを作っているということが分かったんですよね。」

関川 「三村さんみたいな方が基本を学んだ上で、毎日のように現場でお客様にヘアケアを提案するので、僕が経験できない領域のスキルを身につけてくださるんです。だから、今は逆に教えてもらったりしています。」

三村 「もともと実家が美容室で、振り返ってみると、当時の日本人って３日に1回くらいしかシャンプーしなかったんです。今はカット＆ブローが主流ですけど、当時はカーラーを巻いてヘアセットしていたので、作ったヘアスタイルを崩さないためにも数日洗わなかったんです。そうすると、汚れがひどいので洗浄成分の強いシャンプーを使うから、髪の毛がとても軋むんです。でもその後、あるヘアサロンで働いていた時に、初めて軋まないシャンプーに出会いまして。こんなシャンプーってあるんだ！と目から鱗で、そこからシャンプーへの興味が始まりました。」

三村 「その頃からヘアケアのメーカーと取引をしていて、あらゆるシャンプーを使っていました。そうするとだんだん、この成分を使っているということは、こういう人に向けて作っているんだなあ、とか、メーカー側の思いが分かるようになってくるんです。同時に『え！なんでこの成分で、こんなに値段が高いんだろう？』といった思いも抱くように。お客様に一番合う製品を勧められなかったりするのがフラストレーションでした。だったら、自分がメーカーになって一からシャンプーを作ってみようと思い立ち、10年前に初めて商品開発をしました。今回のSUSTAIRは、10年前に作った商品を大幅にグレードアップさせたものです。」

それぞれ場所は違えども、お客様一人ひとりに合った、品質の良いシャンプーを届けたいという熱意は同じ。そんな並々ならぬ思いを込めて商品開発をしたSUSTAIRとはどんなシャンプーなのでしょうか。

SUSTAIRの魅力とは？

三村 「最近のお客様って、ほとんどの方が毎日のようにシャンプーしていますし、カラーもしていて、昔のようにそこまで髪が汚れていないんです。だから、そこまで強い洗浄力のある界面活性剤の入ったシャンプーを使わなくても良いのに、毎回そういうシャンプーで油を取ってしまうと、髪の毛もどんどん傷んでいく。トリートメントはつけてもすぐに洗い流して成分が出ていってしまうので、実は、タンパク質を補うような栄養分が豊富なシャンプーを使うことがとても大切です。」

三村 「そういったシャンプーへの強いこだわりがあって、SUSTAIRの３ステップシャンプーが生まれました。初期段階では、クレンジングシャンプーはなかったんです。でも、最近の若い方ってオイルとかバームとかを付ける方が多い。２のリペアシャンプーはリッチな質感のシャンプーなので、それだけだとなかなか泡が立たないんです。そこで、スタイリング剤のオイルや頭皮の脂よごれを落とせる前段階のシャンプーがあった方が良いと判断して、1のクレンジングシャンプーも作りました。」

クレンジングシャンプー1の役割とは？

三村 「クレンジングシャンプー1は、必要な油分を落としてしまわないように、洗浄力の強い界面活性剤は使わないで、乳化作用によって脂を浮かして、アミノ酸系の界面活性剤で油分を優しく洗い流す方法を考えました。なので、脂を落とすクレンジングなのに、比較的軋まないです。」

関川 「このクレンジングシャンプー1があることで、システムの完成度が上がっていますよね。例えば、夏の時期とかって汗とか脂が溜まりやすいんですけど、そういう時は洗浄力が強いシャンプーを使って、その後に髪の毛に優しいシャンプーを使ってくださいって、２本使いを勧めることがあるんですけど、これはそういう意味で完成されています。脂っぽさの少ない方はクレンジングシャンプーを飛ばせば良いし、何通りにでも使えて面白いと思いました。」

三村 「そうですね、守備範囲が広がりました。このSUSTAIRには基本的に合わない人がいないんです。成分的には品質も良いしチョイスできるから、汚れのひどい髪なら1と３、カラーした直後なら2と３っていう風に調整ができます。ブリーチとかしていると一般的なクレンジングシャンプーをすると櫛が通らなかったりするんですけど、SUSTAIRのクレンジングシャンプーは比較的大丈夫ですよ。」

リペアシャンプー2の黒さの秘密とは？

三村 「２のシャンプーが黒い秘密は、ヘマチン。パーマをかける時に使う成分でもあるんです。パーマをかける時は髪の毛の中のタンパク質の構造を一度切って、曲げた状態で酸化させて繋ぎ直すという作業をするんですけど、繋ぎきれない部分をサポートする成分がヘマチンなんです。この2のケアシャンプーを使うと、髪の毛が水に触れてキューティクルが浮き上がるんですけれど、その時にヘマチンが中に入ってSS結合をサポートしてくれます。ヘマチンを入れることで、髪にハリが出たり、カラーの持ちが良くなったりします。」

関川 「年齢層が上がると、健康なんだけれどダメージ毛になってくるんですが、そういうエイジング毛にもヘマチンはお勧めです。」

三村 「エイジング毛の触った時のゴワゴワ感が収まっていきますよ。ハリ感は出るんですが、ヘマチン以外の成分がしっとりさせてくれるので、ボリューム感は収まって、ちょうどいい感じのハリ感が残ります。」

三村 「あと、ぜひ泡パックをして欲しいんです。セミロングくらいの髪だと、ピンでとめる必要もないくらいキメが細かい泡に髪の毛が包まれるので、そのまま１分ほど放置してください。」

ケアトリートメント3の役割とは？

三村 「ここまでシャンプーにこだわっていると、シャンプーだけで良いんじゃない？と思われる方もいるかもしれないんですけど、それは違うんです。一般的なシャンプーは、マイナスイオンを帯びていて帯電しているので、同じイオンが帯電していると髪の毛が膨張するんです。それをプラスイオンで中和させていく作業が必要になります。なので、髪の毛が短い人でも一応はトリートメントで、イオン反応を起こす必要があります。」

三村 「昔は、洗浄力の高いシャンプーを使っていたので、必然的にトリートメントもしっとり、ヌルヌルしたものが主流でした。でも今求められている質感って、サラサラ、軽い、風になびく髪っていうイメージなんです。重みの出ない、次のシャンプーで洗い流されるシリコンを使用して、重みの出ない質感を目指しています。」

関川 「僕もSUSTAIRを頂いてすぐに使ってみたんですけど、STEPごとに髪質が変わっていって、最後のトリートメントで髪の毛がプルンっとするんですよね。従来は髪の毛に膜を張るようなトリートメントが多いんですけど、髪の毛の中をきちんと補修した上で、サラッとさせるのでベトベト感がない、サラサラしてツルッとした独特の感触。オイルやワックスなどでヘアスタイリングをする人には特に合っていると感じました。」

三村 「最近よく”素髪（すがみ）感”という言葉を聞くんです。整髪料をつけていない感じ。SUSTAIRは、子供の何もつけていない美しい髪を理想としたので、そこに近づけるための配合にしているんです。」

関川 「絶妙の重さ感ですよね。普通、ここまで栄養が中に入り込んでいると重みが出るんですけど、そこまでではない。次の日の朝に髪を触った時にSUSTAIRの良さが分かると思います。」

SUSTAIRの使い方とは？

三村 「基本は、1,2,3共にワンプッシュで十分です。ただ脂汚れがひどい方は1のクレンジングシャンプーを少し増やして頂いてもOKです。全商品にペリシアという成分が共通して配合されているんですが、その成分が髪の毛のダメージホールに入って擬似タンパクになるのに１分かかるといわれているので、最低１分は放置していただきたいです。すぐに流してしまうのは、もったいないんです。」

SUSTAIRはどんな方に使って頂きたいか？今後の展開は？

三村 「SUSTAIRは基本ECサイトや厳選された店舗で販売していく予定ですが、今多くいらっしゃる、シャンプー難民の方にぜひ使っていただきたいですね。いいシャンプーを使いたいけれど、どんなシャンプーが自分に合っているのかが分からない方々。一通り、色んなシャンプーを使ったけれどなんだかしっくりこない方々。SUSTAIRって守備範囲が広いので、最初に手に取って頂く商品としては間違いがないので、まずはECサイトで手軽に使っていただきたいと思っています。」

三村 「ヘアデザインを作るっていうのは、特別カッコイイことをするわけではなくて、お客様を笑顔、ポジティブにすることだと思っています。SUSTAIRを使って気分が上がるような時間を提供していきたい。今商品開発を進めているのは4の洗い流さないナイトトリートメント、0の頭皮専用の医薬部外品のアイテム、あとはスキンケアやボディケアまわりも考えています。そもそも、SUSTAIRってSUSTAINABLE（持続できる）STAIR（階段）から考えたネーミング。毎日続けられて、気持ちが上がっていくようなアイテムを作っていきたいな、と考えています。」

お客様それぞれが、その日の髪の状態に合わせて調整しながら、絶妙な洗い上がり、質感を実感できるSUSTAIR。サロンに行かない日も、365日美しさを持続することで気持ちが前向きになれるのは大切なこと。今後の更なるアイテム展開もご期待ください。